夜の歌

時々このまま消えてしまいたいって思うのは僕らは何故だか儚いものに憧れるから

眠れない夜。

夢見が悪かった。

しかし、その夢がどんな夢だったのか思い出せない。余計モヤモヤしてくる。

ぼんやりと靄のかかったようなモノは見えるのだが、全く思い出せない。

そもそも思い出したところで、どうにもならないこともわかっている。

 

ただ黙って職場までの道を歩く。

必要とされたい、しかし必要とされていないことは明白。経験年数がただ長いだけで使いものにならない自分。

ただ、今が頑張りどきなのもわかっている。今頑張らなくては、きっとずっとこのままだ。

できないことを笑って誤魔化し、何とかすり抜けて今日も生きる。